炭酸浴でヒートショックプロテインを増やして美肌を作る方法
炭酸浴で
ヒートショックプロテインを増やすと
もっとお肌に美容効果をもたらすことが
近年よくわかってきたようなのです!
今回はここ何年か前から
健康面でもとっても注目されている
「ヒートショックプロテイン」について
炭酸美容との関係を深めていきたいと思います。
ヒートショックプロテイン(HSP)って何?
これは
熱(ヒート)
ショック
タンパク質(プロテイン)
で
「熱」によって増えるタンパク質のこと。
ストレスタンパク質とも言われていて、
細胞を修復する働きを持つタンパク質なんです。
ある方法で行えば、
普通にお風呂に入ってカラダを温めるだけでも
もちろんヒートショックプロテインは増えるのですが
これを高濃度の炭酸浴にすることで
さらに効果が高まるという結果があるんです。
ヒートショックプロテインは炭酸浴で増やそう!
ある論文※1を拝見したのでご紹介したいと思います。
この論文では人工炭酸泉と水道水での温浴について
41℃で10分入浴した結果が説明されていました。
深部体温計での前胸部体温の上昇は
水道水温浴1,0℃
炭酸浴2.3℃
HSP70(ヒートショックプロテイン70)の変化は
水道水温浴 3.31→4.35(AU/mg protein:p=0.08)、
炭酸浴 3.42→5.04(p<0.05)
水道水温浴でもHSP70の増加はみられるが
炭酸浴の方が有意にHSP70の増加が認められた。
つまり、普通にお風呂に入るより
炭酸浴の方が
ヒートショックプロテインは増えた
ということになります。
炭酸美容家としては
ヒートショックプロテインは炭酸浴でもっと増やせる!
ということがわかり
とても嬉しいです^^
美肌になりたいならHSP70に注目!
いろいろな種類のヒートショックプロテインがあるようですが
美容で注目したいのはHSP70という熱タンパク質。
HSP70はお肌や消化管などでつねに発現していて、
様々なストレスによってその発現量が増えることが報告されています。
HSP70は抗細胞死作用や抗炎症作用があるので
紫外線による日焼けなどのストレスに対して細胞を守ることも報告されており
現在は医薬品や化粧品へ応用するための研究も進んでいます。
ヒートショックプロテインと美肌の関係まとめ
HSP70のお肌への効果については
皮膚のケラチノサイトにHSP70が増えることで
紫外線による肌ダメージを和らげます。
メラノサイトにHSP70が増えることで
メラニンの生成を抑え、
シミ予防にもなるということが報告されているのです。
もちろん、お風呂で温まると
お肌のHSP70が増えてシワ予防にもなるのだとか!
ヒートショックプロテインが美肌づくりの鍵となるなら
ますます「高濃度炭酸浴」がオススメです。
1年中気になる「紫外線」のケアもできるし
シミ、シワ予防にもなるなら
全身のお肌を炭酸浴で温めて
ヒートショックプロテインを増やしましょう!
炭酸美容家髙橋弘美がおすすめする炭酸浴の方法
長年、高濃度炭酸泉の
家庭での実用化を研究してきた
シーオーツープラスの研究から
炭酸浴は40℃以下のお湯で
炭酸ガスを高濃度に溶かし込んで自作し
(1000ppm以上をおすすめ)
20分入浴すること!
とお伝えしています。
この根拠は
fromCO2(フロムシーオーツー)炭酸化粧品の
研究開発では当時から大変お世話になった
人工炭酸泉協会のデータからも明らかです。
※参考データ 炭酸泉療法研究所HPより引用
炭酸濃度依存的に血流量が増加。
水道水温水と濃度別炭酸泉温水の全6種類(水道水、炭酸泉温水100ppm、300ppm、600ppm、800pm、1000ppm)を評価。横軸は入浴時間。縦軸は100gの組織での1分間の血流増加量で、炭酸泉の濃度に比例して、血流量が増加することが確認されました。なお、温泉法では、炭酸ガス濃度が250ppm以上を炭酸泉の療養泉と定義しています。
炭酸浴の美容効果って何?
炭酸浴の美容効果は、
二酸化炭素(CO2, 炭酸ガス)が
高濃度に溶け込んだ炭酸浴によって
血行促進が起こり、
カラダ全体の巡りがよくなることで
美容効果を発揮することです。
全身の血流がよくなるので
肌細胞の新陳代謝が高まって
お肌の生まれ変わり(ターンオーバー)を
規則正しくしてくれます。
年齢を重ねていくと
肌のターンオーバーが不規則になりますから
ターンオーバーを整えるって
とても大事なんですよ。
そして、炭酸浴は弱酸性!
お肌のpHバランスを整え、
古い角質を柔らかくして取り除き
炭酸が高濃度に溶け込んでいることによって
毛穴などの汚れを吸着してキレイにしてくれます。
炭酸浴は
キメを整えながら引き締めててくれるため
全身がツルツルに、
そして古い角質を取り除くことで
柔らかいお肌になります。
fromCO2(フロムシーオーツー)マルチスパークリングスパプラスはこちら>>
動画も参考にしてみてください!
<参考論文>
※1Masaharu MAEDA1)., et al.(2007)”Changes in HSP (Heat Shock Protein) 70 due to CO2 Warm Water Bathing”The Journal of the Japanese Society of Balneology, Climatology and Physical Medicine 70(4): 223 -226 2007
Hirakawa, T., et al.(1996)"Geranylgeranylacetone induces heat shock proteins in cultured
guinea pig gastric mucosal cells and rat gastric mucosa."Gastroenterology 111(2), 345-57. PMID 8690199
Trautinger, F., et al.(1996)"Increased expression of the 72-kDa heat shock protein and reduced sunburn cell formation in human skin after local hyperthermia." J Invest Dermatol 107(3),442-3. PMID 8751984
Matsuda, M., et al.(2010)"Prevention of UVB radiation-induced epidermal damage by expression of heat shock protein 70." J Biol Chem 285(8) , 5848-58. PMID 20018843
Hoshino, T., et al.(2010)"Suppression of melanin production by expression of HSP70." J Biol Chem 285(17) , 13254-63. PMID 20177067
ヒートショックプロテイン(以下、HSP)の研究者、医学博士 伊藤要子先生のサイト
HSP70に着目されている再春館製薬所さんのサイト