炭酸美容はこの数年で定番の美容法としてかなり認知されたのでは? しかし「炭酸美容がいい」というイメージは持っていても、具体的にどういいのか、なぜ効くのか、案外ご存知ない方も多いよう。炭酸美容家である筆者が改めてお伝えしたい「これを読めば全て分かる! 炭酸美容が効く本当の理由」を改めてご紹介します。
毛穴・くすみに悩んだら試すべし!「炭酸美容」のパワーおさらい
炭酸とは、二酸化炭素(CO2)が水に溶けている水溶液のことで、炭酸水の略です。二酸化炭素は、気体では炭酸ガス、固体ではドライアイスになります。空気中にもカラダの中にも存在しているとても身近なもので、炭酸水に含まれる二酸化炭素は、分子が小さいため皮膚から血管に入っていくことができます。
血管に入った二酸化炭素は、老廃物としてみなされるため、それを押し流そうと、血管が広がり、血流が増えます。同時に、ヘモグロビンから酸素を切り離す助けをするため、血行がよくなり、細胞に酸素が行き渡るのです。
<血行促進>
炭酸美容のキモ、その1つは「血行促進」。血流がよくなるとカラダの循環がよくなり、新陳代謝が活発になります。すると滞っていた肌のターンオーバーが規則正しくなります。炭酸美容は肌の生まれ変わりを助けてくれるので、排出されていない古い角質が剥がれ、生まれたての肌が現れます。生まれたての肌は、柔らかく、くすみのないキメの整った透明肌。このように炭酸美容はツルふわ肌へと導いてくれるのです。
<洗浄効果>
また炭酸美容のキモ、もう1つは「洗浄効果」。二酸化炭素が高濃度に溶けている炭酸水は、皮脂や汚れなどにくっつくため、毛穴に詰まった皮脂や汚れを取り除いてくれます。炭酸水そのものは弱酸性のため、毛穴に詰まった皮脂や汚れを取り除くと同時に、毛穴まで引き締められます。夏場のべたつきやニキビ、毛穴のお悩みにも心強く、毛穴の多い頭皮にもかなり有効です。
■「高濃度」が鉄則!
一言で炭酸美容といっても、その中身はさまざま。上記に掲げた炭酸美容の効果を十分に発揮するためには「炭酸ガスが高濃度に溶けていること」が大前提。ちなみにペットボトルに入った炭酸水の炭酸濃度は、3500ppm-5000ppmほど(シーオーツープラス株式会社調べ)。また銭湯やスポーツクラブなどに設置されている人工炭酸泉は1000ppmほどですが、肌に使う時であれば十分に効果があります。
いかがでしたか? 炭酸美容がどうして美容にいいのか、これでもうお分かりですね。肌の血行促進と汚れを取る洗浄効果、この2つが炭酸美容のキモです。誰でも今日からカンタンにできますのでぜひ、日々のスキンケアに取り入れてみてください。炭酸美容でツルふわ肌を目指しましょう。
(炭酸美容家 髙橋弘美)
炭酸美容家 髙橋弘美がLARで執筆した記事を転載しています。