炭酸浴に重曹を使う理由《動画で高濃度炭酸風呂の作り方をご紹介！》
炭酸浴について「どうやってつくるのー」
というお問い合わせが多いので
とっても嬉しい炭酸美容家髙橋弘美です！
ところで、
「炭酸」という名のつくものが
実はいろいろとありまして。
例えば
炭酸水素ナトリウムとか、
重炭酸ソーダとか、
重炭酸ナトリウムとか。
はたまた炭酸ナトリウムとか、
炭酸ソーダとか、
セスキ炭酸ソーダとか。
これ、全部に「炭酸」って付いています。
これじゃあ迷ってしまいますよね！
ああ、ややこしい（笑）。
炭酸浴を自宅で行う時、
「重曹」と「クエン酸」を使ってくださいねー
と言っていますが、
重曹というのは一般的な名称であり、
別名を重炭酸ソーダといっており、
正式な化学名は
炭酸水素ナトリウム（ＮａＨＣＯ３）っていうんですよ！
炭酸浴には炭酸水素ナトリウム（重曹）を使いましょう！
炭酸美容家の私が
炭酸風呂を作る時におすすめしているのは
炭酸水素ナトリウムで重曹です！
でもね、
炭酸ソーダというのもあって、
これまたややこしいのですが、これは
炭酸ナトリウム（Ｎａ２ＣＯ３）の略称なんですよ！
それから、ソーダ（曹達）って言うだけでも
炭酸ナトリウムのことを言っています！
名前がいろいろで迷いますよね！
それに、アルカリウォッシュって聞いたことありますか？？
きっとお掃除やお洗濯なんかで
よく聞く方もいらっしゃると思います。
これは、セスキ炭酸ソーダといって、
この重曹と炭酸ソーダの複塩なんですね。
化学式で言うと（Ｎａ２ＣＯ３・ＮａＨＣＯ３・２H２Ｏ）
となりますが、ものすごく混乱しますよね…。汗
重曹と同様に、
（１）炭酸ソーダとクエン酸の反応や
（２）セスキ炭酸ソーダとクエン酸の反応でも
炭酸ガスが発生して炭酸のお風呂は作れるんですがね。
それでも炭酸浴には重曹を使っていただきたいという理由があります！
アルカリ性には要注意です！
ここで注意すべきは
炭酸ソーダの水溶液は重曹の水溶液に比べて
アルカリ性が強い（pH11.2）ので
取り扱いには注意が必要になるんですね。
例えば、誤って目に入ってしまったら…
失明の恐れもあります。
それぐらいアルカリ性が高いんです。
セスキ炭酸ソーダ（アルカリウォッシュ）
についていえば、
こちらのpHは9.8になります。
それに比べ、
重曹の水溶液はpHが8.2で弱アルカリです。
自宅で取り扱うということを考えると、
炭酸ソーダやセスキ炭酸ソーダに比べると
重曹はずっと安全なんです。
重曹ぐらいの
弱アルカリ度であれば
お肌の効果的にも
「ピーリング作用」というのがあるのですが、
これは古い角質を
アルカリの力で柔らかくして、
剥がすという効果です。
よく、温泉なんかへ行くと、
「この温泉はお肌がツルツルになる！」
という温泉効果を聞いたり
体験したりしたことはありませんか？
この場合、実はアルカリ泉が多いんですよ。
確かに入るとちょっとぬるっとしていて
お湯から上がると
お肌がツルツル！になるんです。
そんなご経験をされた方はいませんか？
確かにツルツルになります。
しかし、あまりにもアルカリ度が高いと、
今度は逆に肌には負担になり、
お肌にはちょっと刺激が強すぎてしまいます。
ちょっと話がずれましたが
肌の安全を考えた時に、
炭酸風呂で使って欲しいのは、
やっぱり重曹（炭酸水素ナトリウム）が
適していると思うんですよね。
それから！レシピでお教えしている分量が、
重曹と炭酸ソーダでは若干変わってくるので、
教えたレシピ通りには行かなくなってしまいます！
炭酸美容家がおすすめする高濃度炭酸浴が手軽に作れる浴用剤をご紹介！
私が「高濃度炭酸美容ってどんなのが高濃度なの？」
というのを皆さんにわかっていただきたくて
作ったものなんですが、
もともとは見せるだけのものだったのに、
あまりにも評判になって製品化され、
ショップチャンネルでも販売したものになります！
炭酸効果の他には、
美容成分が配合しているので、
お風呂上がりのクリームは不要です。
頭のてっぺんからつま先まで
炭酸浴にじっくり使っていただき、
全身をお手入れして欲しいなー
と思っています。
私の炭酸ライフでも
生活の必需品と言えるほど手放せないものです！
使い方については
動画がありますのでぜひご覧になってみてくださいね！
「高濃度って何？」って方にも参考になると思います。